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そもそも新NISAとは?
もう知っている人も多いと思うので簡単に説明すると、国が推進してる投資制度のことで、通常、株式投資などの利益のうち20%を税金で徴収されてしまうが、NISA枠の範囲であれば1円も税金がかからず、利益の全てが自分のものになるというもの。
投資上限額や期間については金融庁ホームページを参照してもらえれば幸い。
新NISAは国(政府)からのメッセージ
一時期話題になった老後2,000万円問題だが、よほど年金を納めている高額納税者でない限り、個人的には2,000万円あっても足りないと思っている。
あれはあくまで当時試算した額で2,000万円というだけ。
基本的に物価は上がり続けるのでそれに応じて3,000万円、4,000万円と比例して増えていく、というのは何となく理解できるはず。
そんなタイミングで政府が、これだけ投資を推進している、それも非課税で。
これが意味することは、「もう年金だけじゃ足りねーし、人口も予想以上に減りまくってるし、投資制度拡充するから老後は自分でどうにかしてくれ^^」ということに他ならない。
にもかかわらず投資をしていない人はおそらく「投資なんて怖いよ。だってお金が減るんだもん。」とか思ってるはず。
それ、めちゃくちゃ間違ってるし、そう思うなら余計に銀行預金を信用するなという話をしたい。
投資もリスクだが、銀行預金「だけ」もリスク
この考えがない日本人があまりに多すぎる。
銀行預金に入れておけば安心、定期預金なら金利がつくから、と脳死で預金しまくるのはもうやめろ。
そもそも銀行預金の金利なんて、かなり良くて年利0.1%とか。
100万円入れて1,000円しかつかないし、何より銀行預金を信用している人の頭にないのが「銀行預金だけ=資産の全てを円に投資している」ということ。
この時点でピンと来る人はいいが、おそらく銀行預金信者の人は全然何の話か分かってないと思う。
要するに、米ドルと比較して円安(円の価値が下がる)に動いた場合、預金残高の数字は変わらなくても価値は目減りしているし、逆に米ドル預金をしていた人は、数字は変わらなくても価値は上昇している。
例えば、3年前に銀行に全財産100万円を預けてたとすると、利子で1,000円増えたやったー!とか喜んでる間に、円安が急激に進んでいて、価値としてはだいたい80万円ぐらいまで下がってる。
反対に100万円全額を米ドルに入れていた場合、日本円では120万円ぐらいの価値になってる。
具体例で一番わかりやすいのはiPhoneだろう。
ここ数年、高い高いと騒がれているiPhoneだが、実はアメリカ国内の定価は数年前から一切変わっていない。
単純に日本円の価値が下がっているということに他ならない。
もちろん、投資にはリスクがあるし、安易に資産を突っ込めとは言わないし、若いうちは自己投資に励むべき。
だが、だからと言って余裕資金の全てを銀行に預金して、まして定期預金なんかに入れて身動きの取れないお金を作って喜んでいるのもリスクでしかない、ということを理解して欲しい。
「長期・分散・積立」を徹底するべし
まず言いたいのは、投資でFIREを目指すとか、投資だけで生活できるようになりたいとか、そういう理想を達成できるのは本当にごく僅かな才能と努力と運を持った人間だけ、ということ。
大抵の人はそうじゃないし、俺もそうじゃない。
だからこそ投資をする上での最終目標は、あくまで老後の資産形成を行うこと。
この軸だけは絶対ブレないようにして欲しい。
そこで活きるのが「長期・分散・積立」の考え方。
有名な投資家のおっさんの名言なんだけど、意味合いも含めて要約すると、
長期
投資は下がるリスクもあるけど、数十年単位の長期で見れば世界全体で少しずつ経済成長していくから、短期で一喜一憂せず、長期で投資した方が良い。
分散
特定の国や地域、企業に集中して投資すると、もし下がったときに資産を大きく失うことになるから色んな分野に投資した方が良い。
積立
株価などは高い時期、安い時期というのが存在しているが、それを見極めるのは困難。だから毎月○日など、定期的に積み立てることで、結果的に平均的な価格で購入することができる。
というもの。
ということで、20代30代に向けたオススメの手法としては、毎月○日(いつでもいい)に、投資信託(日々の運用はプロにおまかせ)に、○万円(金額はあまりいじらない)、積み立てるのが一番楽でいい。
そもそも若者が投資に充てられる金額なんてたかが年間100万円も突っ込めれば相当いい方。
それで年利10%を叩き出したとしてもたかが10万円(※プロでも年利10%出すのは困難)
それなら投資はプロにおまかせして、本業に注力して給料を上げたり、資格を取得して転職したり、新たな副業を始める方がよほど生産的。
投資で本業がおろそかになってしまったら元も子もない。
くれぐれも一喜一憂せず、不景気だ!と騒ぐメディアや世論に躍らされることなく、長期・分散・積立を徹底することを強くおすすめする。
おすすめの証券会社について
基本的にはネット証券がオススメ。
なぜなら手数料が安いから。それだけ。
ネット証券だと楽天証券とSBI証券が2大勢力になってるので、好きな方を選んでもらって大丈夫。
いつも楽天カードとか楽天市場使ってる人なら楽天証券で、SBI銀行とか使ってるならSBI証券で、みたいな分け方で大丈夫。
どっちも大差ない。
【余談】興味があるなら個別株に投資してみると面白いよ
散々言ってきたが、個別株への投資、特に自分が詳しい分野への投資は非常に面白い。
例えば自動車なら「あのメーカー最近リコール多いよな…」とか、パチンコが好きなら「あのメーカーの台、いつも空いてるな…」とか、マジで何でもいい。
プロの投資家は幅広い業種に投資するため、数字上の決算を見るしかないが、自分が詳しい分野というのは数字として表れない評判や、自動車で言えばリコールまで行かないような改善をしていたり、そういうディープな情報を知っている業界があれば、さらに面白くなるはず。
もちろん投資はあくまで自己責任。
特に個別株に関しては、プロと直接戦わないといけない。
そこだけは十分注意して、余剰資金を活用するなど各々考えて欲しい。
なお、もし分からないことがあれば、下のコメント欄、もしくはお問い合わせページから連絡してもらえれば可能な限り対応するので、気軽に連絡してもらえれば幸い。
※本ブログは投資の結果について一切の責任を負いません。
あくまで余裕資金を活用し、自己責任での運用をお願いします。
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