今年中に海外旅行(ヨーロッパ予定)に行こうかなと考えているので、ついでにスーツケースを新調したんだけど、パソコン等の家電品と違ってそもそもスペックだけで判断できるものじゃないせいか、情報量があまりに少なかったので自分なりに感じたスーツケースを選ぶ上で欠かせないポイントをまとめておこうと思う。
なお、主に海外旅行に向けてある程度大型(50,60L~)を想定して記事を書いているので、その点はあらかじめご了承いただけると幸い。
ともあれ国内旅行用スーツケースでも活用できる情報があるはず。このまま読み進めてもらえると嬉しい。
また、Amazon等で販売されている怪しい中華製品については一切取り扱わない。
安物買いの銭失いになる可能性が高いし、長期的な品質が一切担保できないので紹介しません。
(なんか最近YouTubeでよく見るけどメーカーからいっぱいお金もらってるんだろうなぁ…)
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【結論】大は小を兼ねない
よく言われる「1日10L」だけど、そもそもこれを見直した方がいいと思ってる。
海外旅行でも発展途上国過ぎてマジで何も手に入らない地域に行くとか、長期留学とかならまだしも、多くの人がやるであろう10日程度(平日5日間休んで土日と繋げるとか)の旅行なら80Lぐらいが限度だし、まして小柄な女性なら70L以下にした方がいい可能性すらある。
いやお土産とかあるんだし荷物が入るに越したことはないじゃん!って言われたらそれはそう。安心してショッピングを楽しめる。
だからこそ多くの人が大きいスーツケースを購入してるし、空港でスーツケースを転がさずカートに入れて運んでる人も多くいる訳で。
でもそこには「重量」と「サイズ(高さ)」が大きく関係してくるから詳しく解説する。
【重量】可能なら4kg以下、最低でも5kg以下
冒頭申し上げたとおり、そもそも国内旅行とかで50,60L以下の容量であれば金属製など特殊な仕様を選ばなければ大した重量にはならないはずなので、そういう方は読み飛ばしてもらって構わない。
さて、60L以上の大型スーツケースに関してだけど、結論、可能なら4kg以下を目指して欲しい。
最低でも5kgが限界だと思う。
理由は2つ。
1.単純に重い
元も子もないことを言って申し訳ないけど、重い荷物はしんどい。
そもそも忘れがちだけど旅行は疲れるものだし、海外旅行ならなおさら。
しかも日本と違ってバリアフリーの精神がないに等しい国が多いから、電車の乗り降りなんかで馬鹿でかい段差が2段も3段もあるなんてこともざら。画像のようにフラットなホームはまずないと思った方がいい。
じゃあなんで重量4kgで絞ったかというと、ある程度の耐久性が担保されている大手メーカー製で軽量と言われるぐらいのボーダーラインがその辺りだから。
例えば、国内最大手のエース(株)の売れ筋モデル「クレスタ2」だと
82Lの大容量でも4.4kgとかなり軽量。
しかも布(ソフト)タイプじゃなく、樹脂製のハードタイプでこれ。
60Lなら3.8kgとさらに軽量。
これを見てしまったら可能なかぎり4kg以下がいいって主張もある程度納得できるはず。
なお、重量5kgぐらいの身近なものと言えば、例えばスイカ1玉、ノートパソコン3台など。結構重い。
軽いに越したことはない。軽さは正義。
ただあまりに軽量過ぎるものには注意。詳細は後で詳しく書きます。
2.航空会社の荷物制限に引っ掛かりやすくなる
当たり前の話ではあるんだけど、機内持ち込み・預け入れともに荷物には重量制限がある。
機内持ち込みぐらいのサイズなら重量を気にすることもないと思うので、今回は預け入れ荷物を想定して、国内大手のJALを見てみると
(※ANAもほぼ一緒)
と、23kg×2個となっていて、実際は1個しか持たないはず。
そうなると例えば5kgのスーツケースを選ぶだけで、残りは18kg。
1kg軽くなるだけで、例えばお土産のお酒をもう1本買うとか、お気に入りのジャケットを持っていくとか、いくらでも有効活用できる。
スーツケースの1kgは重い。
ただし、重量超過料金は23kg超~32kg以下:10,000円と、払えない金額じゃない。
お金に余裕がある人は金で解決するのも良い選択肢かもしれないが、大半の人はそうじゃないと思うのでよくよく考えて欲しい。
【サイズ(高さ)】平均身長以下の人(特に女性)は必ず実物を見に行こう
男女関係なく低身長の人は「必ず」実物を見に行くことをおすすめする。
特に安価なモデルを検討している方は特に。
というのも図のとおり大型スーツケースは高さが70cm以上あることがほとんどで、身長150cmの人ならほとんど身長の半分程度。足の長さにもよるけど腰の高さと変わらないことも十分にありうる。
となるとスーツケースをナナメに倒して引くのがかなり厳しくなる。
あまりに倒し過ぎてもスーツケースの角が地面や段差にぶつかってしまってすぐ傷だらけになるし、持ち上げるのも大変。
人間、高さがあるものを持ち上げるのは大変。なんとなく感覚で分かると思う。
また、特に安いモデルに関してはハンドル部分の可動域が狭かったり、一番上まで上げるか、下げるかの2択を迫られることになって、余計に困る。
これも中華製品をおすすめしない理由の1つ。
親を恨んでも仕方ないので低身長の方は潔く実物を見に行って欲しい。
服と同じ。面倒だけど、転がすことが主な使い方であるスーツケースの転がす機能に不備があるんじゃただの重たい箱になってしまう。
ぜひ実物を見に行って、「実際に転がしてみる」ことを強くおすすめしたい。
スーツケースの特徴・機能について
さて、重量とサイズがある程度決まってきたところで、スーツケースの機能についても解説しておく。
ここも見逃しがちだけどかなり大切なところなのでよく読んでもらえると幸い。
ソフト(布)かハード(樹脂)か
まず個人的な意見として、アルミなど金属製のスーツケースに関してはよほどの出張族や芸能人でもない限り選ぶ必要はないと思ってる。
なぜなら機能と重量が全く見合わないから。
よく壊れるキャスターは他と同じく樹脂製だし、割れたり破れたりしなくても、フレームが歪むと閉まらなくなってしまうから全くもって壊れない訳ではない。
高級感や所有感を満たすのが主目的と言い切って問題ないレベルの製品。要らない。
さて、ソフト(布)とハード(樹脂)の違いについては以下のとおり
項目 | ソフト | ハード |
耐久性 | ・割れない ・汚れやすい | ・汚れを落としやすい ・割れることがある |
価格 | ハードより安い傾向 | ソフトより高価な傾向 |
セキュリティ | どこでも簡単に破ることが可能 | ファスナー部分は破られる可能性あり |
防水性 | 簡単に水が染みる | ある程度は濡れても問題ない |
特徴 | 柔らかいので荷物を詰め込みやすい 衝撃が伝わりやすく、割れ物が心配 ポケットが多いものが多く、出し入れしやすい | 衝撃吸収性が高いものが多い ポケットが少なく、素材も固いため出し入れがしづらい |
とまあ、赤字で示したとおり「荷物をきちんと運ぶ」というスーツケース本来の目的を考えると、個人的にはハードケースをおすすめしたい。
ただソフトタイプにもメリットはあるので、選びたい人は選んでみても問題ないかと。
なお、よく言われるハードタイプは破られにくいから安全!みたいな意見は半分正解で半分間違い。
ハードタイプでもファスナー式のものはそこを破ればいいので悪い人に狙われたら一緒。
ハードタイプのフレームタイプに関しては、確かに安全かもしれない。
ただどちらにしろ狙われたらスーツケース丸ごと盗まれるだろうから、大した差はないと思う。
運次第。セキュリティ面を決め手にする必要はないと思う。
ちなみにハードタイプの方が人気なためかなり種類が多い。
種類が多いということは競争が働くし、良い商品も多い。
迷う人はハードにしておけば無難。
ハードかソフト、ここがブレると候補が絞れないので早めに決めた方がいい。
【必須】4輪キャスター
大きく分けてスーツケースのキャスターは2輪と4輪のタイプがあって、多く普及してるのはたぶん4輪の方。
個人的にもぜひ4輪をオススメしたい。
というのもご想像のとおり2輪タイプは傾けないと転がすことができず、非常に面倒。
傾けるということはそれだけ場所を取ってしまうため狭い通路で苦労するし、スーツケース本体の高さでも説明したとおり、身長によっては傾けること自体が負担になりかねない。
また、傾けず立たせたときに荷重がキャスターないし本体に集中しやすく、故障や傷の原因を増やすだけ。
販売されているモデルもほとんどが4輪タイプなので、よほど特別な理由がない限りは4輪タイプを選んでおけば無難。
【必須】静音キャスター
次に静音キャスターについてだけど、「静音」とは言ったものの、そこまで静かなものを求める必要もない。
大手メーカー製であれば、よほど安価(1万円以下)なモデルを選ばない限り大丈夫。
じゃあなぜ静音キャスターがオススメなのかというと、静音を謡う≒高品質である可能性が高いから。
そもそもキャスターは外から見えている車輪以外に、車輪中央で回転しているベアリングというパーツがあって、むしろ地面に触れている車輪より重要とすら言える。
要は一時期流行ったハンドスピナーと同じ。
いかにスムーズに回転するかを左右する重要パーツ。
スーツケース用のキャスターで有名なのは「HINOMOTO(株式会社日乃本錠前)」製のもの。
HINOMOTO製であればまず安心して大丈夫だと思う。
また、当然ながら静音ということはキャスターがスムーズに回転しているということで、音のストレスも、引っかかるようなストレスからも解放される。
中華製品はここが適当。
見えないところだからこそ気を付けてこだわって欲しい。
【必須】TSAロック「ダイヤル式」
知っている人も多いと思うけど、過去のテロ事件で荷物検査が厳しいアメリカで飛行機に乗る場合、原則はスーツケースはロックしないで預けることになっているところ、TSA(アメリカ運輸保安局)ロックであれば、ロックした状態で預けても大丈夫、というもの。
TSAロックがないスーツケースをロックした状態で預けてしまうと問答無用で破壊されることがあるので、アメリカへ渡航予定の方は必ずTSAロック付きを選ぶように。
じゃあアメリカ以外なら要らねえじゃんと言われれば確かにそのとおりなんだけど、これもキャスターと話と同じでTSAロックすら付けていないようなスーツケースは品質がクソな可能性が高いので、全くおすすめできない。
また、同じTSAロックでも「ダイヤル式」を推奨したい。
キーロック式もあるが、紛失したら最悪。
うっかりミスとか物忘れなんてしたことないよって人以外は大人しくダイヤル式を選ぼう。
【ほぼ必須】キャスターストップ(ロック)
名前のとおりキャスターをロックして動かないようにする機能。
正直なくても大丈夫ではあるんだけど、あるとめちゃくちゃ便利。
例えば一番使うのは坂道だったり、電車や飛行機の待ち時間。
スーツケースをホールドしなくて済むのでかなり楽になる。
荷物を入れれば20kgを超えるスーツケース、保持するのは想像以上に体力を使う。
次に地味に便利な使い方として、スーツケースをイスとして使う場合。
※メーカー推奨じゃないので自己責任で。
観光で歩き疲れたときに、イスがない場所でも一息つけるというのは本当に楽。
歩き慣れている人はいいかもしれないが、ただでさえ疲れる旅行で、いつでも座れて荷物が入って転がすこともできるイスが買えると思えば、何万円もかかる訳ではないので検討する価値は大いにあると思う。
【注意】おすすめしない機能
上で紹介したスーツケースの基本機能以外に、最近よく見る付加価値的な機能について、個人的に要らないと感じるものがいくつかあるので紹介させてもらう。
ここは必要に応じて取捨選択してもらえれば幸い。
1.モバイルバッテリーを入れるとUSB端子から充電できる機能
そもそもモバイルバッテリーは発火の危険性があるので預け入れ荷物に入れることができない。
参考:JAL公式サイト Q&A
なので機内持ち込み可能なサイズならともかく、預け入れサイズのスーツケースだと移動するときはモバイルバッテリーを仕込んで、飛行機に乗る前に取り出す、到着したらまたスーツケースに仕込む。だるすぎ。
それならスーツケースではなく機内持ち込み用の手持ちカバンやリュックに入れればいい話。
穴を掘って埋めるだけみたいな。
何も生産していない行為としか思えないのでまず要らないのでは。
また、この機能は中華製品についていることが多く、安全性にも不安が残るので、何もメリットが見当たらない。
避けた方が無難。
2.ドリンクホルダー・スマホホルダー
これはあると便利なので全然選んでもらっていいんだけど、数回使ったら壊れると思ってもらった方がいい。
というのも海外ではガンガン投げられるスーツケース、何もついていない普通のスーツケースでも割れたり、汚れたり、凹んだりするのに、ドリンクホルダーなんて折り畳み式でかつドリンクが入るような隙間をわざと作っているパーツがむき出しになっていて壊れない訳がない。
大手メーカーがほとんど採用していないことを考えれば明らか。
あってもいいけど、使い捨て感覚で。
その意識で買えば後悔することもないかなと。
3.キャラクターが描かれたもの・汚れやすい色
理由は単純でそもそもスーツケースは汚れるもの、壊れるものだから。
お気に入りのキャラクターが傷だらけになるのは悲しいし、白色など汚れやすいものはすぐ汚く見えてしまう。
どんなに丈夫なものを買っても、どんなに美しいものを買っても、空港職員は容赦なくぶん投げる。
下手したら投げるどころか蹴り飛ばす人もいる。
スーツケースだけは普通のバッグを買う感覚とは別に考えるべき。
大量の荷物を、ある程度安全に運べて、転がすこともできる箱。そんな認識をもって選んで欲しい。
4.「軽量」過ぎるモデル
冒頭書いたとおり、スーツケースにおいて軽さは正義。
軽量モデルの方が当然売れ行きも良いんだろうと思う。
そのせいか各メーカーがこぞって軽量モデルを販売してるんだけど、その多くがポリプロピレン製でイマイチ耐久性が心配なのと、ポリプロピレンのモデルは基本的に安っぽく見えがち。
また、手で押したら凹むぐらいボディが薄いので、当然ながらキャスターストップさせてイスとして使うこともできない。人の体重なんてとても支えられない。
確かに軽さは魅力的だし、選びたくなる気持ちもよく分かるけど、スーツケース本来の「中の荷物をきちんと運ぶ」ことを第一に、検討して欲しい。
どうしても体力に自信がないとか、預け入れ荷物で重量物を預ける予定とかで1kgでもいいから重量を減らしたいという方は、高価だけどプロテカのトリアクシスなら何とかオススメできる。
なんと容量72Lで脅威の2.9kg。4kgどころか3kgを切ってる。
しかも詳細は後述するけど、プロテカには3年間のプレミアムケアがついてて、万が一壊れても3年間なら無償修理可能。
日本製モデルで他のモデルより厳しい基準を設けてなお販売しているということは一定程度の耐久性はあるんだと思うけど、それでもやはり通常モデルに比べれば耐久性は怪しい。
どうしても軽量モデルがいいならせめてお金は出してもらえると、安心できるかなと。
最低限このぐらいを。これが無理ならもう軽量モデルはあきらめた方が賢明。
【大手メーカーのみ】おすすめ商品
さてここからは個人的なおすすめ商品を紹介する。
ただ最初にも書いたとおり、品質が怪しい中華製品は一切紹介しない。
どうしても中華製品にチャレンジしたい方は耐久性や安全性を十分気にして選んで欲しい。
なお、エース公式オンラインストアに関してはYahooショッピング等で別リンクを貼っているんだけど、エースは定期的にセールをやってるので個別に貼ってる。
急がない人は定期的にチェックしてみるといいかも。
もちろん楽天やYahooショッピングの方がポイント還元もあるので、好きな方を選んでもらえれば。
では始める。
【2万円以下】コスパ重視
安ければそれでいい、買ってもあんまり使わない、そんな人におすすめのモデル。
ただあまりに使用頻度が少ない人はページ最下部で紹介するレンタルも検討してみては。
1.ACE クレスタ スーツケース 5~7泊 64~70L エキスパンド機能
↑エース公式オンラインストア
↓Amazon、楽天など
ACEの定番商品であるクレスタ。
初っ端から若干2万円超えちゃってて申し訳ないんだけど、TSAダイヤルロックと旋回性の高いキャスターを搭載しつつ、エキスパンド機能も搭載してる。
エキスパンド機能っていうのはファスナー部分を拡張することで容量を6L増やすことができる便利機能。
行きは普通のまま、旅行の帰りでお土産買いすぎたから容量を広げるなんて使い方が可能。
ただしキャスターストップ機能はないので注意。
2.アメリカンツーリスター スピナー69 エキスパンダブル スーツケース
もう少し容量が大きいのがいい人はアメリカンツーリスターのスピナー69もいいかも。
79Lから87Lまで拡張可能。
ただし機能性としては本体素材がポリプロピレン(安価なモデルはだいたいこれ)で耐久性が心配なこと。
アメリカ企業らしくオシャレなカラーも多いので見た目が気に入ればアリ。
ただし品質に関しては正直エースの方がいいと思うので、特に理由がなければエースの方をお勧めしたい。
【2~4万円台】機能充実
ここで紹介するモデルはキャスターストップなど高機能のモデルや容量の割に軽量など充実のモデルを紹介する。
ただし、ここまで予算が出せる人は次項で紹介する「プロテカ」もぜひ検討して欲しい。
1.ace./エース パリセイド3-Z 06915 スーツケース ジッパータイプ 74リットル
↑エース公式オンラインストア
↓Amazon、楽天など
TSAダイヤルロックや静音キャスターなどの基本機能に加え、クレスタにはないキャスターストップ機能がつくのがこの価格帯から。
見た目も鏡面加工になっており、「あの人良いスーツケース使ってるな」感が出てくる。
唯一の難点は重量。
4.7kgあるので女性や体力に自信のない方は控えた方がいいかも。
冒頭でも説明したとおり、4kg周辺を目指して欲しい。
重いのが気にならない人には非常にいい選択肢かなと。
2.サムソナイト ヴォラント スピナー68 66L
アメリカ最大手のサムソナイトの定番商品「ヴォラント」
アメリカンツーリスターと同じくカラーバリエーションが多く、見た目がポップでおしゃれ。
※アメリカンツーリスターはサムソナイトグループなので当然だけど…
ただこちらもエースのパリセイドと比較すると、価格は同じぐらいなのにキャスターストップ機能がついてない。
やはりコスパを求めるならエース、見た目が好きならサムソナイトなど海外メーカーかなと思う。
【イチオシ】文句なしの日本製モデル(プロテカ)
ここではエース株式会社のフラッグシップモデルである「プロテカ」について紹介したい。
個人的にもオススメしたいモデルで、北海道の赤平市で生産されている。
※スーツケースの9割以上は中国等で生産されています。
日本製の安心感はもちろんのこと、通常のエース社の製品よりも厳しい基準を設けており、怪しい中華製品とは一線を画すクオリティ。
私も後ほど紹介するプロテカのコーリーというモデルを所有している。
そして何より、プロテカには3年間の「プレミアムケア」という保証が付帯しているんだけど、この保証がとにかく強力で、購入してから3年間は自然故障以外の不具合でも無償で修理対応するというもの。
※参考:プロテカ公式サイト
具体的には、例えば旅行で航空会社に預けたらぶん投げられてスーツケースに穴が開いたとか、海外のガッタガタの石畳を転がしてたらキャスターが取れたとか、そういうのでも無料で修理してくれる。マジで強い。
その分値段は高いんだけど、1回でも故障して修理してもらえば十分元が取れると思ってる。
もちろん3年経過後は通常の保証もあって、有償にはなるけど修理可能。
これから旅行する機会が増えるとか、荷物の扱いが雑な海外の航空会社・LCCを利用するかもって人には強くオススメしたい。
なお、プロテカからは2つのシリーズを紹介する。
というのも他にも色んなシリーズがあるんだけど、最新のキャスター等を搭載しているのがこの2シリーズだけだから。
ただこの2シリーズ以外の旧モデルでも高品質に違いないし、フロントポケット付きや頑丈なフレームタイプなど様々な特徴を持ったシリーズがあるので、そういう特殊機能が欲しい人は旧モデルを選んでもらっても実用上は差し支えないはず。
1.プロテカ コーリー スーツケース ジッパータイプ 52リットル 02272
↑エース公式オンラインストア
↓Amazon、楽天など
この「コーリー」はプロテカの入門モデルで最も安価。
それでも6万円以上するけど。
ただ最も安価に3年保証の恩恵を受けられると思えば非常にコスパがいい。
私が購入したのもこのモデル。
1点だけ特殊な機能として、内装材が抗菌仕様になってるとのこと。
目に見えるもんじゃないので効果はよく分からない。
もちろんTSAダイヤルロック、静音キャスター、キャスターストップなど基本機能は完璧。
難点としてはカラーバリエーションが少ないのと、柄が特徴的なこと。
また、値段の割に高級感が微妙なところ。
まあ実用上は何も問題ないところなので見た目さえ気に入れば買いでいいと思う。イチオシ。
2.プロテカ スタリアCXR 02352 スーツケース 52リットル
↑エース公式オンラインストア
↓Amazon、楽天など
「スタリア」はプロテカのスタンダードモデル。
ただ基本的な機能についてはコーリーとほぼ全て一緒。
正直言ってコスパはあんま良くない。
コーリーとは内装材がちょっと違うことと、ボディの仕上げに光沢感があってThe 高級スーツケースって見た目なぐらい。
傷もつきにくいらしいけど、それで価格差は1万円以上あるので見た目に1万円払えるかどうかって感じ。
金に余裕のある人はぜひ。
【10万円超】めっちゃ高い海外ブランドについて
ここで紹介するモデルについてはかなり高価なのに売れている海外ブランド製のもの。
なお、個人的にオススメする気はないので、ブランド物が好きとか、もうお金が余って仕方がないみたいな人は調べてみるといいかなと。
もちろん高級だからと言って壊れない訳じゃない。普通にぶっ壊れます。
1.リモワ(RIMOWA) オリジナル キャビン
高級スーツケースの代表的存在。
アルミニウムボディの高級感が魅力。機能性も申し分なし。
ただ高い。人におすすめするような代物じゃないけど、物は良いらしいのでお好きな方は。
2.グローブトロッター ミディアムチェックイン
英国王室御用達のイギリスブランドで、とにかくオシャレ。俺も大好き。
なんと特殊な紙でできていて、それでいて耐久性もあるし、少しぐらいなら濡れても大丈夫という代物。
予算を度外視すれば一番欲しいモデル。マジでかっこいいし、かわいいモデルもたくさんある。
見た目に惚れちゃうとこれ以外考えられなくなりそう。
ただ30万円以上するので俺はすぐ目が覚めた。流石に払えない。
これにバーバリーのコートを合わせたらもう完璧。
お金に余裕のある方はぜひ…
【番外編】あんまり使わない人はレンタルで良いかも
色々書いてきたけど、そもそも数年に一度しか旅行しないよって人はレンタルも良い選択肢だと思う。
スーツケースなんてただでさえでかいし、重いし、保管場所を取りまくる。普通に邪魔。
何社かあるけど、【アールワイレンタル】がかなりいい品ぞろえ。
国産スーツケースのプロテカやリモワ、サムソナイトなんかも選べて、在庫も7,000個以上あるらしいのでたいていのモデルは置いてるはず。往復送料も無料とのこと。
あんま使わないからと買うのをためらってる人は一度覗いてみては。
この記事が皆さんのスーツケース選びの参考になれば幸い。ではまた。
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